AIを使ってみたいと思ったとき、多くの人が最初につまずくポイントがあります。それが「プロンプト(指示文)の書き方」です。
ChatGPTはとても高性能ですが、こちらが渡す指示があいまいだと、AIは“それらしい回答”を返してしまい、期待していた内容と違う結果になりがちです。
逆に言えば、プロンプトの基本を一つ理解するだけで、ChatGPTの回答は別物のように精度が上がります。
この記事では、完全初心者の方でも「いまからすぐ使える」プロンプトの書き方を、例え話も交えながら丁寧に解説します。
プロンプトとは何か?
プロンプトとは、ChatGPTに対して行う「指示文」のことです。
これを人間同士の会話に置き換えると、あなたが誰かに「買い物をお願いする」ようなイメージが近いです。
例えば家族に「飲み物買ってきて」と頼むと、相手は「何の飲み物? 冷たい? 温かい? 量は?」など判断が必要ですが、AIも同じです。
情報が少ないと、AIは自分の判断で補いながら答えるため、意図と異なる結果が戻ってくることがあります。
逆に「500mlの水を1本、常温で買ってきて」と伝えれば、結果はあなたが想像したものとほぼ一致します。
AIにとってのプロンプトも同じで、「何を」「どうして」「どういう形式で」伝えてほしいかが明確だと、出力の質が飛躍的に向上します。
初心者でもすぐに使える三つの基本要素
ChatGPTに正しく伝えるために必要なプロンプトは、たった三つの要素に分解できます。
1. 目的(何をしたいか)
まずは「何を求めているのか」が AI にとって最重要です。
例:
・ブログ記事のタイトルを作りたい
・文章をわかりやすくしてほしい
・営業メールを整えてほしい
・初心者でも理解できる解説がほしい
この「目的」が抜けると、ChatGPTは汎用的な説明しか作れません。
2. 条件(どういう内容でほしいか)
ここが最も重要です。
トーン・文字数・対象読者・使用禁止表現…など、条件を細かくするほど精度は上がります。
例:
・初心者向け
・300文字以内
・例え話を入れる
・敬語にする
・箇条書きにまとめる
・専門用語を使わない
条件指定は多ければいいわけではありませんが、“必要な情報”を含めることで、あなたが求める出力を引き寄せることができます。
3. 出力形式(どういう形で出してほしいか)
ChatGPTは形式指定に強く、形を指定すると格段に見やすくなります。
例:
・箇条書き
・表形式
・章立て
・ステップごと
・まとめ付き
ブログ用・資料用・SNS用など、用途に合わせて形式を変えると、すぐに使える文章になります。
すぐに使える万能テンプレート
初心者でも安定した品質を出せるテンプレートを紹介します。
文章作成テンプレ
「〇〇について、初心者にもわかるように、例え話を入れながらやさしく説明してください。文体は丁寧で、500文字前後。最後に要点のまとめをつけてください。」
ブログ記事テンプレ
「〇〇をテーマにSEOを意識した記事構成(H2とH3)を作ってください。初心者を対象とし、専門用語はわかりやすく説明し、読みやすい構成にしてください。」
比較テンプレ
「AとBの違いを、メリット/デメリットを含めて表形式で整理してください。」
初心者のうちはテンプレをそのまま使うだけで十分です。
よくある悪いプロンプトと改善例
悪い例
「Webライターの始め方を教えて」
→情報が大雑把で、ChatGPTが何を基準に書けばよいか曖昧。
改善例
「Webライターを目指す初心者向けに、今日から始められる5つのステップを教えて。専門用語は使わず、箇条書きで、300文字以内でお願いします。」
目的・条件・形式がそろった理想形です。
ChatGPTならではのプロンプトのコツ
1. 会話で追加修正する
ChatGPTは“一度のプロンプトで完璧に仕上げなくてOK”という特徴があります。
途中で
「もっと短く」
「例を増やして」
「語尾を丁寧にして」
のように追加で伝えると、精度が上がっていきます。
2. 役割を与える
「あなたはプロの編集者です。」
「あなたはSNSコンサルタントです。」
この一文を入れるだけで回答の質が安定します。
3. 複雑な内容は分解する
一度に大量の指示を与えるより、段階的に進める方がクオリティは高くなります。
例:
「まず構成だけ作って → 次に本文を書いて → 最後にまとめを追加して」
ChatGPTは“順番に依頼する使い方”がもっとも得意です。
ChatGPTはプロンプトの書き方を学ぶだけで、あなたの生産性を大きく押し上げてくれます。
次の記事で、さらに具体的な使い方を深めていきましょう。

