「3ヶ月やったのに、登録者が12人のまま。」
「新しく別のチャンネルにしようかな」と思い始めていました。
私はAI副業の実践記録として「もふもふ睡眠BGM / Fluffy Sleep Music by H’SAILAB」というYouTubeチャンネルを運営しています。
コンセプトはシンプルです。
小動物(猫・犬・ハムスターなど)の眠る映像×睡眠BGMで、見ている人を深い眠りへ誘う——そういうチャンネルを目指していました。
動画は42本。ロング動画もショート動画も、いろんな方のYouTubeをもとに再現性の高そうな方法で(楽だったから)作ってきた。
なのに登録者は12人。再生も伸びない。
「何かが間違っているはずだ」と思いながら、何が間違っているのかがわからなかった。
そこで3月頭、Claudeを使ってチャンネル全体を一から見直すことにしました。
この記事では、その再設計の全過程を正直に書きます。
登録者12人・動画42本。何が問題だったのか
まず、Claudeに競合チャンネルの分析をお願いしました。
国内・国外の人気睡眠導入チャンネルを20本、直近1年以内の人気動画を20本調べてもらい、「成功チャンネルの共通点」を全部洗い出してもらいました。
返ってきた分析を読んで、自分のチャンネルと見比べたとき——正直、頭を抱えました。
問題は「コンテンツの質」ではなく、「発見される設計」がなかったことでした。
Claudeにはっきりと指摘してもらった問題が3つあります。
問題①:チャンネル名が検索されない構造だった
私のチャンネル名は「H’SAILAB癒しのもふもふスリープ」。
ブログやXで使っている「H’SAILAB(ヒロロのAIラボラトリー)」をそのまま使っていました。自分の中では自然な流れだったのですが、視聴者目線で見ると致命的でした。
「眠れない夜に睡眠BGMを検索する人が、『H’SAILAB』という言葉を入力することはまずない」。
Claudeにそう言われて、確かにそうだと気づきました。
チャンネル名はそのまま検索キーワードになります。名前に「睡眠」「BGM」「ヒーリング」が入っていなければ、どれだけ良い動画を作っても「検索で見つけてもらえない」状態が続くだけです。
問題②:バナーがチャンネルコンセプトを伝えていなかった
当時のバナーは、猫の耳を模したふわっとしたデザイン。雰囲気は悪くなかったのですが、「睡眠BGMチャンネル」だとひと目ではわかりませんでした。
初めて訪れた人が「このチャンネルは何をしているチャンネルか」を3秒で判断できない——登録につながらない大きな原因のひとつでした。
問題③:動画タイトルに「時間」と「キーワード」が入っていなかった
私の動画タイトルは「もふもふ睡眠シリーズ #04|マンチカンの寝姿×ヒーリングBGM」という形式でした。
シリーズ感は出ていましたが、「6時間」という時間の表記がなく、「自律神経」「快眠」「ぐっすり眠れる」といった検索されやすいキーワードも含まれていませんでした。
睡眠BGMを検索する人は「6時間 睡眠BGM」「快眠 ヒーリング音楽」のように検索します。その言葉がタイトルに入っていなければ、検索結果には出てこない。
**「良い動画を作ることと、見つけてもらえることは別の問題だ」**ということを、この再設計ではじめて腑に落ちた形で理解しました。
AIと一緒に再設計した5つのこと
問題がわかったら、ひとつひとつ直していきます。
Claudeと一緒に進めた再設計は、大きく5つのパートに分かれました。
① チャンネル名とハンドルの変更
まず最初に取り組んだのがチャンネル名の変更です。
Claudeに複数の候補を出してもらった中から選んだのが、
「もふもふ睡眠BGM / Fluffy Sleep Music by H’SAILAB」
日本語部分で国内の検索に対応しつつ、英語部分で海外からの流入も狙える構造。「もふもふ」という言葉で他の無数の睡眠BGMチャンネルと差別化しつつ、「H’SAILAB」ブランドも末尾で残す——この設計を提案してもらいました。
ハンドルも同時に「@mofu_sleep_bgm」に変更。URLが短くなり、SNSで紹介するときも使いやすくなりました。
② バナー・説明文のリニューアル
バナーはClaudeに直接デザインを作ってもらいました。
深い夜色の背景に金色のボケ光、中央に「もふもふ睡眠BGM」と「もふもふな動物と、深い眠りへ。」のキャッチコピー——シンプルだけど、チャンネルのコンセプトが一目で伝わるデザインになりました。
チャンネル説明文も全面リライト。冒頭2行に最重要キーワードを凝縮し、「このチャンネルは何のためのチャンネルか」「どんな人に向けているか」が伝わる構成にしました。650文字でSEOキーワードも自然に盛り込んでいます。
③ 全42本の動画タイトル・説明文・タグのリライト
これが一番ボリュームのある作業でした。
タイトルの新しいフォーマットは、
【6時間】○○の寝顔|△△ / 英語タイトル
という構造。例えば「もふもふ睡眠シリーズ #04|マンチカンの寝姿×ヒーリングBGM」は「【6時間】眠るマンチカン子猫の寝顔|癒し睡眠BGM / Munchkin Kitten Sleep Music」に変わりました。
時間・動物名・キーワード・英語タイトルの4要素が全部入る。
説明文は全動画に共通テンプレートを作り、タグも日本語・英語の共通セットを確定。ここも全部Claudeと一緒に設計しました。
ショート動画(23本)は別のアプローチです。
「座ったまま眠りに落ちる子猫の瞬間🐱 #Shorts」「回し車→あくび→すやぁ…ハムスターの突然の電池切れ🐹 #Shorts」——映像の動きをそのまま言葉にする、擬音・擬態語を活かした形式に統一しました。
④ プレイリストの整理
もともと「猫シリーズ」「犬シリーズ」という動物別の2本だけだったプレイリストを、5本構成に拡充しました。
- 【睡眠用BGM】もふもふと眠る癒し音楽
- 【作業用BGM】もふもふ動物と集中できる癒し音楽
- 【猫の寝顔】もふもふ睡眠BGM / Cat Sleep Music
- 【犬の寝顔】もふもふ睡眠BGM / Dog Sleep Music
- 【ハムスター・シマエナガ・白狐】小動物の癒し睡眠BGM
「動物が好きで来る人」だけでなく「眠れなくて来る人」「作業用BGMを探して来る人」を受け止められる構造に変えました。
⑤ X投稿文の最適化
Xで動画を告知する投稿文も全面見直し。日本語ショート版・日本語ロング版・英語版のテンプレートをそれぞれ作り、チャンネル名・ハンドルの変更に合わせて予約投稿も修正しました。
固定ポストも「AI副業実践者」としての自己紹介を全面改稿し、ブログ・YouTube・Xの3メディアへの誘導を整理しました。
「もふもふ×睡眠BGM」という軸の発見
この再設計を通じて、もうひとつ大事なことに気づきました。
「もふもふ動物×睡眠BGM」は、実はかなり独自性の高いポジションだったということです。
睡眠BGMチャンネルは星の数ほどありますが、「小動物の寝顔映像」を前面に出してチャンネルの差別化軸にしているところはほとんどない。
しかも猫・犬・ハムスターといった動物は、それ自体に熱狂的なファンコミュニティがあります。「睡眠BGMを検索した人」だけでなく「猫動画を見たい人」にも届く可能性がある。
さらに「お留守番中のペットのお供」という切り口も見えてきました。飼い主が外出している間、ペットが安心して過ごせるBGM——これも睡眠導入系の競合がほぼ手をつけていないニッチです。
チャンネル名を変えて、タイトルを変えて、説明文を変えて。
やったことは地味な作業の積み重ねです。でも「自分のチャンネルには独自性がある」ということが、Claudeとの対話の中で少しずつ言語化できていきました。
再設計を終えて、今思うこと
今回の再設計でやったことをまとめると:
- チャンネル名・ハンドルの変更(検索キーワード型に)
- バナー・説明文のリニューアル(コンセプトを一目で伝える)
- 全46本の動画タイトル・説明文・タグのリライト
- プレイリスト5本構成への整備
- X投稿文の最適化
動画の内容は一切変えていません。
設計を変えただけです。
「作ること」と「届けること」は別の問題です。42本の動画を作りながら、私は「届ける設計」をほとんどしていなかった。
動画・音楽の設計見直しは来週以降にやっていく予定ですが、まず「発見される仕組み」を整えることが先決でした。
この変更を反映した後の動画投稿が、正直楽しみです。
数字が変わるかどうかはまだわかりません。でも「正しい方向に進んでいる」という感覚は、以前とまったく違います。

