はじめに
スライド漫画、インフォグラフィックと試してきたNotebookLMのアウトプット機能シリーズ。今回はマインドマップ機能を試してみました。
マインドマップは情報の構造を視覚的に整理するのに使われる図解の手法です。NotebookLMのアウトプット機能の中に含まれており、ソース(参照資料)をもとに自動で生成してくれます。
「機能紹介ついでに使ってみた」程度の温度感ではありますが、実際に使って感じたことを正直にレポートします。
NotebookLMのマインドマップ機能とは
アウトプット機能のひとつ
NotebookLMには、ソースを読み込んだ後にさまざまな形式でアウトプットを生成する機能が搭載されています。マインドマップもそのうちのひとつです。
現時点でのアウトプット機能の一覧は以下のとおりです。
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生成機能 |
概要 |
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スライド漫画 |
情報をストーリー形式の漫画スライドに変換 |
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インフォグラフィック |
情報を視覚的な図解コンテンツに変換 |
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レポート |
ソースをもとに文書レポートを生成 |
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マインドマップ |
情報の構造を階層的な樹形図に変換 ←今回検証 |
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DATATABLE |
データを表形式に整理 |
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フラッシュカード |
重要語句を問題・解答形式で生成 |
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クイズ |
ソース内容をもとに理解度テストを生成 |
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音声解説 |
ポッドキャスト風の音声コンテンツを生成 |
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動画解説 |
動画形式の解説コンテンツを生成 |
マインドマップは全9種類の生成機能のうちのひとつという位置づけです。操作自体はシンプルで、ソースを読み込んだ状態でマインドマップの生成ボタンを押すだけです。
今回生成したマインドマップの構造
今回はNotebookLM自身の機能についてまとめたソースを使って生成しました。生成されたマインドマップは以下の4つのブランチで構成されました。
- インプット(ソース):PDF・Word・テキスト / Webページ・URL / YouTube動画 / Googleドキュメント
- アウトプット(生成機能):スライド漫画・インフォグラフィック・レポート・マインドマップ・DATATABLEなど9種
- チャット機能:ソースへの質問 / 要約・抽出 / プロンプト実行 / 引用元の確認
- 活用シーン(H’SAI lab):ブログ素材生成 / YouTube台本 / SNS投稿ネタ / NotebookLM連載
ソースの内容に沿って、適切な粒度でブランチが展開されており、構造の把握という意味では十分な精度でした。
実際に使ってみた:できること・できないこと
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✅ できること・よかった点 |
❌ できないこと・気になった点 |
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ソースの構造をそのままブランチに整理してくれる |
背景色・フォントなどビジュアルのカスタマイズができない |
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階層の分け方が論理的でわかりやすい |
ノードの色・サイズ・配置を変更できない |
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テキストを読まなくても全体像が一目でわかる |
ソースの内容・分量によって精度にばらつきがある |
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生成が速く、何度でも試しやすい |
生成結果をそのままブログ等に使いにくい場合がある |
よかった点について
ソースの内容をブランチとして自動整理してくれる精度は、素直に便利だと思いました。長いテキストを読み込ませたとき、「全体的にどんな構造になっているか」をざっくり把握したいときに向いています。
生成が速く、何度でも試しやすい点もメリットです。ソースを変えてすぐ比較できるので、情報整理のツールとして使うなら積極的に活用できます。
気になった点について
ビジュアルのカスタマイズが一切できない点は制約として大きいです。背景色、フォント、ノードの配置や色など、見た目に関する設定が変更できないため、生成されたものをそのまま記事やSNS投稿に使うのは難しい場面が多いです。
他のマインドマップ専用ツール(XMindやMiroなど)と比べると、この点は明らかに見劣りします。「NotebookLMの機能のひとつとして使える」という位置づけで考えておくのが正直なところです。
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Hiroroのひとこと |
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マインドマップ機能は「NotebookLMを使っているついでに試せる」という手軽さが最大のメリットだと感じました。専用ツールと比べると見た目の自由度は低いですが、情報の全体像を素早く把握するための補助ツールとしては十分使えます。 |
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ただ、同じNotebookLMのアウトプット機能の中でいうと、インフォグラフィックのほうが個人的には重宝しそうです。画像生成AIでわざわざプロンプトを考えて作らなくても、NotebookLMなら手軽に視覚コンテンツが作れる点でインフォグラフィックの実用性は高いと感じています。 |
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マインドマップは参考程度に使うのがちょうどよいかもしれません。 |
どんな用途に向いているか
制約を踏まえたうえで、マインドマップ機能が活きそうな場面は以下のとおりです。
- 長いソース資料の全体像を自分で素早く把握したいとき
- 記事の構成を考える前段階として、情報の階層を整理したいとき
- YouTube動画の内容を俯瞰するメモとして使うとき
- ブログ記事内で「この記事でわかること」的な図の草案として活用するとき
いずれも「ブログ等に直接掲載する」というよりは、制作プロセスの中で自分が使う用途に向いています。外部向けの公開素材として使うには、別ツールでの仕上げが必要になる場面が多そうです。
まとめ
NotebookLMのマインドマップ機能は、情報の構造を素早く可視化するという点では十分実用的です。一方でビジュアルのカスタマイズ性の低さから、そのまま対外的なコンテンツとして使うには向いていません。
「NotebookLMをすでに使っているなら、参考程度に試してみる価値はある」というのが正直な総評です。専用のマインドマップツールとの比較では一歩譲りますが、他のAIツールを追加で用意しなくても使える手軽さは魅力です。
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次回予告 |
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▶ レポート機能の検証:次回はNotebookLMのレポート生成機能を試します。YouTubeチャンネル調査に活用する予定で、実際の調査結果とあわせてレポートします。 |

