はじめに
マインドマップ機能に続き、今回はNotebookLMのレポート機能を試してみました。
もともとの目的はシンプルで、「レポート機能がどんなものか試してみたい」というだけでした。せっかく使うなら実際の用途に近いテーマで試したほうがよいと思い、自分のチャンネル(もふもふ睡眠BGM)の運営に活かせそうな睡眠BGMチャンネルの調査をテーマに選びました。
結果として、Shorts戦略を考えるうえで参考になるデータがいくつか出てきたので、あわせてレポートします。
NotebookLMのレポート機能とは
レポート機能は、読み込んだソースをもとに文書形式のレポートを生成するアウトプット機能です。マインドマップやインフォグラフィックが「視覚的な整理」を得意とするのに対し、レポート機能は「文章として読める構造化ドキュメント」を出力します。
選べる形式は4種類
レポート生成時には、以下の形式から選ぶことができます。
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形式 |
概要 |
備考 |
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概要説明資料 |
ソースの内容を簡潔にまとめた概要文書 |
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学習ガイド |
学習・理解を深めるためのガイド形式 |
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ブログ投稿 |
ブログ記事として読めるライティング形式 |
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独自形式 |
プロンプトで自由に形式・構成を指定できる |
← 今回使用 |
「概要説明資料」「学習ガイド」「ブログ投稿」はあらかじめ用意されたフォーマットで生成されます。「独自形式」はプロンプトで構成や切り口を自由に指定できる形式です。
今回はこの独自形式を選び、Claudeに作成してもらったプロンプトを使って生成しました。調査レポートとしての体裁を指定することで、データをまとめた読みやすい文書として出力されました。
生成されたレポートの内容
調査対象は2025〜2026年に新設された睡眠BGMチャンネルで、日本・海外各20チャンネル(計40チャンネル)の上位を対象としています。主要な調査結果は以下のとおりです。
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指標 |
調査結果 |
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調査対象 |
2025〜2026年新設チャンネル 日本・海外 各20チャンネル(計40) |
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日本上位5ch平均 |
登録者数:5,530人 / 平均動画数:71本 |
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1,000人達成期間 |
3ヶ月〜9ヶ月 |
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成長の分岐点 |
動画100本超がひとつの目安 |
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日本Shorts活用率 |
16%(海外5%の約3倍) |
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海外絵文字活用率 |
43%(日本25%を大きく上回る) |
レポートでは、成長しているチャンネルに共通する「3つの必勝パターン」として、①ブランディングの明確化(和テーマ)、②複合ジャンル展開(睡眠・ヒーリング・Lo-fiの掛け合わせ)、③高頻度投稿による信頼獲得、が整理されていました。
また日本vs海外の戦略比較では、日本特有の「Hz・周波数」需要(採用率12%、海外はほぼ0%)や、Shorts活用率の大きな差(日本16% vs 海外5%)など、具体的な数値で整理されています。
Shorts戦略の参考になったデータ
今回のレポートで特に参考になったのはShorts関連のデータです。通常動画の設計はすでに進めていて現在様子見の段階ですが、Shortsについては今後の参考データとして活用できそうです。
日本のShorts活用率は海外の3倍
日本チャンネルのShorts活用率は16%で、海外(5%)の約3倍という数値が出ています。後発チャンネルが認知を広げる手段としてShortsは有効であり、しかも海外勢が手薄な分野でもあります。
Shorts→本編への誘導が機能している
日本の成長チャンネル「Nikori」の事例では、ShortsでAI43,000回再生を記録し、本編への誘導導線として機能しています。動画の中で最もリラックスできる場面を切り抜いてShortsに使い、コメント欄に本編リンクを置くという設計です。
絵文字活用の差が示すクリック率への影響
タイトルへの絵文字使用率は海外43%に対して日本は25%にとどまっています。視覚的に「癒し」を伝える工夫がクリック率に影響しているという点は、Shorts設計においても参考になる視点です。
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Hiroroのひとこと |
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通常動画の設計はひと通り済んでいて、現在は投稿しながら反応を見ている段階です。変化がなければ今回のレポートのデータをもとに見直しを検討しようと思っています。 |
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Shorts戦略については今回のデータが参考になりそうなので、具体的な設計はこれから考えていきます。まだ検討中ですが、データとして見えてきた方向性はいくつかあるので、実際に試してみてからまたレポートします。 |
レポート機能を使ってみた感想
正直、なかなか面白いと思いました。
マインドマップやインフォグラフィックとは違い、レポートは「読む文書」として出力されます。データの流れや論点の整理が文章として追えるため、自分の理解を深めるためにも使いやすい形式です。
独自形式×Claudeプロンプトの組み合わせが使いやすい
今回は独自形式を選び、Claudeで作成したプロンプトをNotebookLMに入力して生成しました。あらかじめ用意された形式(概要説明資料・学習ガイド・ブログ投稿)も便利ですが、独自形式は構成や切り口を自由に指定できるぶん、目的に合わせた使い方ができます。
Claudeでプロンプトを作り、NotebookLMで生成するという組み合わせは、今後も活用していこうと思います。
いろいろな用途に使えそう
調査レポート以外にも、たとえば以下のような用途に使えると感じました。
- ブログ記事のたたき台として
- YouTube動画の台本構成のベースとして
- ソースを読み込んで学習ガイドを作り、内容を整理するツールとして
- 複数のソースを横断した比較分析として
今回はレポート機能の最初の試みなので、まだ深掘りできていない部分も多いです。使い方や活用パターンはもっと広がりそうなので、引き続き検証していきます。
まとめ
NotebookLMのレポート機能は、ソースの内容を「読める文書」として整理したいときに向いている機能です。マインドマップやインフォグラフィックが全体像の把握に強いのに対し、レポートは論点を追いながら深く読みたいときに使いやすい形式です。
独自形式+Claudeプロンプトの組み合わせで、目的に合った調査レポートが生成できた点は収穫でした。まだ使いはじめたばかりなので、引き続き深堀りしていきます。
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次回予告 |
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▶ DATATABLEを試してみます。NotebookLMのアウトプット機能のうち、まだ触れていないものを順番に検証していく予定です。 |
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▶ レポート機能についても引き続き深掘りしていきます。今回は最初の試みでしたが、独自形式の使い方や活用パターンについてはまだまだ探れる余地があると感じています。 |

