Google Cloudが2026年3月に公開した「生成AI活用事例集2026年版」を読み始めました。
120社分の事例を読んでいると、何社かがNotebookLMを業務に組み込んでいることに気づきます。アコム、東洋建設、時事通信社——規模も業種もバラバラですが、やっていることの本質を読み解いていくと、あることに気づきました。
「これ、全部個人でもできることじゃないか」
企業がNotebookLMで何百万件もの記録を処理するのと、個人がブログ記事やメモを整理するのは、道具の使い方として同じです。規模が違うだけで、発想は一緒。この記事では、企業事例から「初心者が今日から真似できること」だけを抽出してまとめます。
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💜 Hiroroのひとこと 「大企業の事例」と「自分の話」の距離は、思ったより近かった。むしろ企業の事例を見た方が「ああ、こういう使い方をすればいいのか」というイメージがつかみやすかったです。 |
NotebookLMとは——1分だけおさらい
詳しくは別記事(NotebookLM使い方シリーズ)に譲りますが、この記事を読む上で知っておいてほしいことを1つだけ。
NotebookLMは「資料を読み込ませて、その内容だけを使ってAIと対話できるツール」です。
一般的なAI(ChatGPTなど)は学習データ全体から回答を生成するため、たまに事実でない情報を出すことがあります。NotebookLMは「アップロードした資料の外には出ない」という閉じた設計なので、自分の資料に関する質問では信頼性が高い。しかもGoogleアカウントがあれば無料で使えます。
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💡 ポイント
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企業事例から「今日から真似できること」を抽出する
Google Cloud「生成AI活用事例集2026年版」に記載された事例の中から、NotebookLMが登場する4社をピックアップします。各事例の末尾に「個人・副業への転用ヒント」を添えました。
事例① アコム(消費者金融)
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アコム 消費者金融 / コールセンター業務 |
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🎯 目的 |
コールセンターのオペレーターが複雑な問い合わせに迅速・正確に回答できる体制を作る |
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🔧 やったこと |
過去の応対記録・マニュアル・ナレッジベースをNotebookLMに読み込ませ、部署を横断した情報照会を可能にした。膨大な「眠ったデータ」をAIが横断的に検索・要約する仕組みを構築。 |
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✅ 効果 |
組織内に埋もれていたノウハウがリアルタイムで共有され、複雑な問い合わせへの回答精度と速度が大幅に向上した。教育コストの削減と顧客満足度の向上を同時に実現。 |
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👇 個人・副業への転用ヒント 「自分の過去ブログ記事・メモ・調査ノートを読み込ませて検索する」 書いたことを忘れた頃に「あの話、どこかで書いたっけ?」と探すのに使える。記事数が増えてきた人ほど効果が大きく、自分の「知的資産の検索エンジン」として機能する。 |
事例② 東洋建設「AI番頭さん」
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東洋建設「AI番頭さん」 建設業 / 現場管理・業務効率化 |
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🎯 目的 |
現場監督の資料作成・調査・議事録要約など多岐にわたる事務業務の負担を減らす |
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🔧 やったこと |
Gemini・NotebookLM・Google Workspaceを統合した独自システム「AI番頭さん」を構築。現場に蓄積されている専門的な資料や規程をNotebookLMに読み込ませ、誰でも高精度な回答が得られる環境を整備。 |
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✅ 効果 |
専門知識の差に関わらず誰でも高品質なアウトプットが出せるようになった。業務プロセスのシンプル化と属人化の防止に大きく貢献。 |
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👇 個人・副業への転用ヒント 「会議メモやPDF資料を読み込ませて『3行でまとめて』と聞く」 読んだ本のハイライト、セミナーの録音文字起こし、仕事の引き継ぎ資料など。「後で読み返す予定」のまま眠っている資料を、NotebookLMに渡して「議事録係」として使う発想。長い資料を3行にしてもらうだけでも価値がある。 |
事例③ 時事通信社(メディア)
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時事通信社 メディア / コンテンツ再活用 |
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🎯 目的 |
蓄積された過去のニュース記事という「眠った資産」を、新しいコンテンツとして再活用する |
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🔧 やったこと |
Geminiを活用して過去の記事を読み込ませ、難易度別のクイズと解説を自動生成するシステムを開発。AIが記事の内容を理解した上で、ターゲットに合わせた難易度・解説付きコンテンツを量産。 |
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✅ 効果 |
古い記事が新コンテンツとして蘇り、元記事を超えるビュー数を記録する事例も出た。過去の取材資産を「死なせない」仕組みが完成。 |
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👇 個人・副業への転用ヒント 「過去ブログ記事を全部読み込ませて、新記事のネタや構成を作ってもらう」 記事数が増えると「似たような記事を書いてしまった」「あの記事と連携させればよかった」が起きやすい。過去記事をNotebookLMに渡して「この中でまだ深掘りできるテーマは?」「この記事と関連する次の記事の案を3つ出して」と聞くと、自分のコンテンツ資産から次の記事が生まれる。 |
事例④ ユニファ(保育テックベンチャー)
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ユニファ 保育テック / 記録業務の自動化 |
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🎯 目的 |
保育士の「園児ごとの記録業務」という大きな事務負担を自動化し、子供と向き合う時間を増やす |
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🔧 やったこと |
Vertex AIを活用して、写真や日誌データから園児別のレポートを自動生成するシステムを構築。「データを渡したら、読み手ごとのアウトプットを自動で作る」というNotebookLMと同じ思想を応用。 |
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✅ 効果 |
記録時間が大幅短縮。保育士が本来の仕事(子供との関わり)に集中できる環境が生まれた。労働環境の改善と保育の質向上を同時に実現。 |
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👇 個人・副業への転用ヒント 「日々の作業メモや記録をNotebookLMに渡して、週報・月報の下書きを作る」 毎日のタスクメモ・制作ログ・読書ノートを週ごとにNotebookLMに読み込ませて「今週の活動を週報形式でまとめて」と聞く。ブログの制作記録を入れれば「振り返り記事」の下書きにもなる。「日々の記録を定期レポートに自動変換する係」として使う発想。 |
企業事例から見えてきた「NotebookLMの使い方3パターン」
4社の事例を並べて読むと、使い方の本質は3つのパターンに集約されます。
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パターン |
企業の使い方 |
個人・副業での応用 |
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🔍 検索・照会 |
過去の記録から必要な情報を素早く取り出す(アコム) |
自分のメモ・過去記事から使えるネタを探す |
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📝 要約・整理 |
会議録・資料を要約して業務効率化(東洋建設) |
PDF・会議メモ・読書ノートを3行にまとめる |
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♻️ 資産の再活用 |
過去コンテンツを新しい形で蘇らせる(時事通信社) |
過去ブログ記事から新記事のネタ・構成を作る |
どのパターンも共通しているのは「すでにある情報をNotebookLMに渡して、使えるものに変える」という点です。特別な技術は必要ありません。手持ちの資料を渡すだけで始まります。
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💜 Hiroroのひとこと 企業は何百万件ものデータを処理していて、個人は数十本のブログ記事やメモを持っている。規模は違いますが「持っている情報を活かす」という発想は同じ。むしろ規模が小さい個人の方が、すぐに試せる分だけ始めやすいとも言えます。 |
今日から試せる5ステップ——最初の一歩はこれだけでいい
「どうやって始めればいいか分からない」という人のために、最小の手順をまとめます。
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ステップ |
具体的にやること |
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① まず「読み込む素材」を1つ用意する |
過去ブログ記事・会議メモ・読んだ本のメモ・PDF資料など何でもOK。完璧な資料でなくていい |
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② NotebookLMを開いて「新しいノートブック」を作る |
notebooklm.google.com にアクセス。Googleアカウントがあれば無料で使える |
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③ 素材をアップロードして1分待つ |
テキスト・PDF・Google Docsなどをそのまま貼り付けるか、ファイルをアップロードする |
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④ 「3行でまとめて」と聞いてみる |
最初の質問はシンプルでいい。「この内容を3行にまとめて」「重要なポイントを5つ教えて」から始める |
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⑤ 慣れたら「転用の質問」を試す |
「この中でブログのネタになりそうな話題は?」「次の記事のアイデアを3つ提案して」など |
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⚠️ 注意点 NotebookLMは読み込ませた資料の内容をもとに回答します。資料に書かれていないことは「分かりません」と答えます。これは欠点ではなく、信頼性を保つための設計です。 |
まとめ——「大企業の話」と「自分の話」の距離は近かった
アコムも東洋建設も時事通信社も、やっていることの本質は「すでにある情報をAIに渡して、使えるものに変える」だけです。
特別なシステムを構築している企業と、個人がNotebookLMを使うことの違いは「規模と連携の複雑さ」であって、「何をやっているか」は同じです。
手元にある一番シンプルな資料——昨日書いたメモでも、読みかけのPDFでも——をNotebookLMに渡して「3行でまとめて」と聞くだけで始まります。企業事例は、その「始め方のヒント」として使えます。
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💡 ポイント
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💜 Hiroroのひとこと NotebookLMに興味はあったけど「何に使えばいいか分からない」という状態が続いていた。企業の使い方を見て「ああ、こういう発想で使えばいいのか」とようやくイメージがついた。次回は実際に自分のブログ記事を読み込ませて3パターン試してみます。 |
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🔵 次回予告 次回予告:NotebookLMに自分のブログ記事を全部読み込ませてみた——「ネタ探し・要約・記事構成」の3パターンを実際に試した正直レポートです。 |

