AIツール & 使い方

ChatGPTやClaudeと何が違うの? Skyworkの DeepResearch エンジンと 5つのスーパーエージェントを解説

Contents
  1. はじめに
  2. 第1章 SkyworkはChatGPT・Claudeとそもそも何が違うのか
  3. 第2章 Skyworkで「ちゃんとリサーチ」させるためのプロンプト設計
  4. 第3章 5つのスーパーエージェント全解説
  5. 第4章 General Agent の使い方 4ステップ
  6. 第5章 使う前に知っておきたい注意点3つ
  7. 第6章 4記事で見えてきた「AIツール使い分け」の答え
  8. まとめ

はじめに

Gemini(4/15)→ ChatGPT(4/16)→ Claude(4/17)と、各AIの公式プロンプトガイドを読んできた私が、今日たどり着いたのはSkyworkです。

 

正直に言います。Skyworkは「ChatGPTやClaudeと同じ感覚で使おうとすると、最初よくわからない」ツールです。なぜなら、そもそも設計思想が違うからです。

 

ChatGPTやClaudeは「チャットで質問する→テキストで答えが返ってくる」ツールです。Skyworkは「プロンプトを入れる→調査+完成品のドキュメントが出てくる」ツールです。

 

でも、実際に使ってみてわかったことがあります。「DeepResearch(深いリサーチ)」という名前から「調べることが得意なんだろう」と思って使い始めたのですが、使い方を知らないと「参照元URLが貼り付いているだけのざっくり要約」で終わってしまうことがあります。

 

「詳しく調べて」「詳細なレポートを作って」と一言添えることで、他のAIと同じくらい深いリサーチをしてくれるようになる——これが今日の記事の核心です。

 

📌 シリーズ案内

【4/15】Gemini Prompting Guide 101を日本語で解説

【4/16】OpenAI公式が教えるChatGPTプロンプトの書き方

【4/17】Anthropic公式が教えるClaudeプロンプトの書き方

【今日】Skywork DeepResearchと5つのスーパーエージェント(本記事)

(▶ 4/15・4/16・4/17の記事はこちらにリンクを設置)

 

第1章 SkyworkはChatGPT・Claudeとそもそも何が違うのか

1-1 チャットAI vs アウトプット生成AI

最大の違いは「何を出力するか」です。

 

ChatGPT / Claude / Gemini

Skywork

テキストで答えが返ってくる

完成品のドキュメント・スライド・スプレッドシートが返ってくる

何でも答えてくれる優秀な会話相手

リサーチして完成品を作るアシスタント

出力はチャット画面のテキスト

出力はDOCX・PPTX・XLSX・PDFなどのファイル

引用は自分で確認が必要

引用URLが自動でドキュメントに埋め込まれる

 

Skyworkのキャッチフレーズは「AIワークスペースエージェントの先駆者」。チャットへの回答ではなく、仕事で使える完成品を作ることに特化しています。

 

1-2 DeepResearch(ディープリサーチ)エンジンとは

Skywork最大の特徴が「DeepResearch」という仕組みです。

 

通常のAIが「自分が学習したデータをもとに答える」のに対して、SkyworkのDeepResearchは「リアルタイムでウェブを検索してから文章を生成する」という設計になっています。

 

特徴

内容

検索ソース数

最大65のウェブソースをリアルタイムで検索・検証

引用の自動埋め込み

すべての情報に出典URLが付き、クリックして確認できる

ハルシネーション対策

複数ソースのクロスバリデーション(相互検証)で事実の整合性を確認

GAIAベンチマーク

複雑なタスク実行精度82.42点(OpenAI Deep Research:79点台を上回る)

 

💡 「図書館で自分で資料を調べてからレポートを書く」イメージです。ChatGPTが「頭の中の知識から答える」なら、SkyworkのDeepResearchは「リアルタイムで図書館に行って調べてから書く」感じです。だからこそ引用URLが自動でついてくるんですね。

 

1-3 ここが重要:Skyworkのリサーチはデフォルトが「要約モード」

これが今日の記事で一番お伝えしたいことです。

 

実際に使ってみてわかったのですが、「〇〇について調べて」「〇〇を教えて」という短いプロンプトだと、ChatGPTやGemini、Claudeならそれなりの深さで返ってくるのに、Skyworkでは参照元URLが貼り付いているだけのざっくり要約で終わることがあります。

 

⚠️ Skyworkが「物足りない」と感じる場合の原因は、ほぼプロンプトにあります

「〇〇について調べて」という短い指示では、Skyworkは簡単な要約+URL貼り付けで完結することがあります。

「詳しく調べて」「詳細なレポートを作って」「1,500字以上で」などを加えるだけで、

他のAIと同水準以上のリサーチ品質になります。

 

Skyworkは「プロンプトの精度が出力品質に直結する度合いが、他のAIより高い」という特性があります。これはSkyworkが劣っているのではなく、「詳しく作業してほしい指示は明示してください」という仕様です。次の章でその対処法を詳しく解説します。

 

第2章 Skyworkで「ちゃんとリサーチ」させるためのプロンプト設計

これが今回の記事の最大の差別化ポイントです。使い方を知らないと損をする——その具体的な対処法をまとめます。

 

2-1 ナレッジベース(Knowledge Base)とは

まず「ナレッジベース」という機能の説明から始めます。

 

📚 ナレッジベースとは?

自分が持っている資料・ファイル・情報をSkyworkに事前にアップロードしておく「専用の知識倉庫」のことです。

アップロードできるもの:PDF・DOCX・CSV・画像・URLなど

使い方:プロンプトに「@ファイル名」と書くことで、ナレッジベース内の資料を参照させることができます。

活用例:過去記事・社内資料・参考論文・自分のスタイルをまとめたメモ などをアップしておくと、

自分のブランドボイスや過去データに基づいたコンテンツが生成されます。

 

ナレッジベースは「リサーチの深さ」と「ハルシネーション対策」の両方に効きます。「先に信頼できる資料を入れてから調査させる」という順番が重要です。

 

2-2 深いリサーチを引き出す5つのコツ

各コツにプロンプト例をセットで紹介します。

 

1

「詳しく」「詳細に」を必ず入れる

 

短いプロンプトでは要約で終わりやすいです。「詳しく」「詳細に」「包括的に」という言葉を加えるだけで深さが変わります。

 

❌ 要約で終わりやすい

✅ 深いリサーチが出やすい

「AIプロンプトガイドについて調べて」

「AIプロンプトガイドについて詳しく調べて。各AIツールの特徴と違いを詳細に解説して」

 

2

文字数・セクション数を明示する

 

量の指定が実質的な深さの指定になります。

 

AIツール初心者向けに、NotebookLMの使い方を1,500字以上で詳細に解説してください。

以下の5つのセクションに分けて、各セクション300字以上で書いてください:

①NotebookLMとは ②主な機能 ③使い方の手順 ④活用事例 ⑤注意点

 

3

出力形式を最初から指定する

 

「見出し付きのレポート形式で」「比較表を含めて」「箇条書きではなく説明文で」など、形式を先に言うと構成ごと意図に合った出力になります。

 

2026年の生成AI市場動向について、以下の形式で詳細なレポートを作成してください:

・H2/H3見出し付きのレポート形式

・各主要プレイヤーの比較表を含める

・APA形式のインライン引用を必ず付ける

・1,800字以上

 

4

ナレッジベースで深さを底上げする

 

自分が持っている資料をナレッジベースにアップしておくと、それを土台にした深いリサーチが可能になります。@マークで参照できます。

 

@H’SAI_lab_brand_guide.pdf を参考にしながら、

Skyworkの使い方についてH’SAI labスタイルのブログ記事を詳細に書いてください。

読者はAI初心者の30〜40代、文体は親しみやすく専門用語はカッコ内で補足。

約5,000字、共感フック→解説→実践例→CTA の構成で。

 

5

Clarification Card(確認カード)に丁寧に答える

 

プロンプトが曖昧だとSkyworkが「確認カード」を出すことがあります。これを面倒と思わずに丁寧に答えることが、深いアウトプットへの近道です。カードへの回答で「目的・対象読者・制約条件」を補足すると、初稿から精度が高い出力が返ってきます。

 

2-3 ハルシネーション(AIの作り話)対策

引用機能があるSkyworkでも対策は重要です。実践的な3ステップを紹介します。

 

対策

具体的な方法

① 資料を先にナレッジベースへ

信頼できるPDF・記事をアップしてからリサーチ指示を出す

② 引用URLを必ず確認

生成後にリンクをクリックして出典の内容と一致しているか確認

③ 追加質問で根拠を求める

「この情報の根拠を具体的に示して」と追加質問する

 

第3章 5つのスーパーエージェント全解説

Skyworkには目的別に5つの専門エージェントがあります。General Agent がすべての入口で、タスクに応じて自動的に最適なエージェントが選ばれます。

 

エージェント

主な機能

出力フォーマット

Documents Agent

調査+引用付き文書生成

DOCX / PDF

Slides Agent

プレゼン資料自動生成

PPTX

Sheets Agent

データ分析+グラフ・数式生成

XLSX

Podcast Agent

テキスト→音声コンテンツ変換

音声ファイル(英語中心)

Website Agent

プロンプト→HTMLページ生成

HTML / ウェブ公開

 

Documents Agent(ドキュメントエージェント)

調査からDOCX・PDF形式の引用付き完成原稿まで一気通貫で生成します。ブログのリサーチ記事・ビジネスレポート・競合調査に最適です。

 

H’SAI lab 向けプロンプト例:

AIツール比較について詳細な市場調査レポートを作成してください。

・比較対象:ChatGPT・Claude・Gemini・Skywork

・各ツールの強み・弱み・料金・対象ユーザーを詳細に

・H2/H3見出し付き・各セクション400字以上

・APA引用付き・比較表を最低1つ含める

・約3,000字

 

Slides Agent(スライドエージェント)

プロンプト1つでPPTXが生成されます。「Documents Agentで作ったレポートをそのままスライドに変換して」という連携ワークフローが最大の強みです。

 

注意点として、日本語フォントの表示崩れが起きることがあるため、生成後に必ず確認してください(詳細は第5章)。

 

Sheets Agent(シートエージェント)

CSVやデータを渡すと、自動でグラフ・計算式・条件付き書式入りのスプレッドシートが生成されます。「この売上データからYoY成長率グラフを作って」の一言で完成品が出ます。

 

Podcast Agent(ポッドキャストエージェント)

テキストや資料を渡すと音声コンテンツに変換します。現時点では英語中心での生成が基本です。「長い調査レポートを通勤中に聴けるPodcast形式にして」という使い方に向いています。

 

⚠️ ポッドキャスト機能は現時点では英語が基本です。日本語での音声生成はまだ限定的なため、英語で生成したものを翻訳・活用するフローが現実的です。

 

Website Agent(ウェブサイトエージェント)

プロンプトからHTMLページを生成します。ランディングページ・イベント告知の簡易版を素早く作りたい場合に有効です。

 

第4章 General Agent の使い方 4ステップ

Step 1:ナレッジベースの準備(先にやると効果大)

プロンプトを書く前に、関連資料(PDF・DOCX・CSV)をナレッジベースにアップロードしておきます。自社データや自分のスタイルに基づいた出力が可能になり、第2章のハルシネーション対策にもなります。「調査する前に資料を渡しておく」この順番が重要です。

 

Step 2:プロンプトの入力(第2章のコツを実践)

マルチモーダル入力(テキスト・URL・画像・ファイル)に対応しています。エージェントを事前に選択する必要はなく、自然言語で入力するだけです。@マークでナレッジベース内のファイルを参照できます。

 

「詳しく・量・形式」を必ず入れる第2章のコツをここで実践します。

 

Step 3:DeepResearchの確認と精緻化

送信後にAIの「思考プロセス」が画面に表示されます。Clarification Card(確認カード)が出た場合は追加情報を入力することで精度が上がります。初稿が出たあとも会話形式で改善できます。

 

  • 「セクション2をもっと詳しく書いて」
  • 「比較表を追加して」
  • 「全体を1.5倍の文量にして」

 

Step 4:マルチフォーマットエクスポート

DOCX・PDF・PPTX・XLSX・HTMLの各形式でエクスポートできます。「ドキュメントが完成したらそのままスライドに変換して」という連携ワークフローが最大の時短ポイントです。

 

第5章 使う前に知っておきたい注意点3つ

公式情報と実際に使ってみた体験をもとに、初心者が最初につまずきやすいポイントを正直にまとめます。

 

注意点①:料金プランの変化に注意(2026年2月〜無制限サブスク型に)

Skyworkは2026年2月のアップデートで、それまでのクレジット制から「無制限利用型のサブスクリプションモデル」に移行しました。

 

プラン

料金(目安)

主な特徴

Free(無料)

0円

基本機能を試せる。同時実行・一部機能に制限あり

Basic

約1,500〜1,700円/月

日常業務で安定利用したい場合に適切

Plus

約2,000円〜/月

動画生成や高度機能・複数タスク同時実行に対応

 

⚠️ 料金プランは変化が速いため、最新情報は必ず skywork.ai 公式サイトで確認してください。

本記事の情報は2026年4月時点のものです。

 

無制限利用型になったことで「クレジット残量を気にせず使える」メリットが生まれましたが、プランによって同時実行数や一部機能に制限があります。まず無料プランで試してから、自分の用途に合ったプランを選ぶのがおすすめです。

 

注意点②:リサーチの深さはプロンプトで決まる(再確認)

第1章・第2章で詳しく説明しましたが、ここで改めて一言でまとめます。

 

Skyworkを使いこなすには、プロンプトの書き方をある程度把握しておく必要があります。

「詳しく調べて」という一言を加えるだけで大きく変わります。

ChatGPTやClaudeより「プロンプトの精度が出力品質に直結する」ツールです。

使い始めは「物足りない」と感じることがあるかもしれませんが、

第2章のコツを使えばすぐに改善できます。

 

注意点③:日本語表示は必ず確認(たまに崩れることがある)

SkyworkはUIが日本語に対応しており、日本語での入力・出力にも対応しています。ただし、たまに日本語表示がおかしくなることがあります。

 

症状

発生しやすい場面

対処法

文字が英語になる

スライド生成・ポッドキャスト

プロンプトに「日本語で出力してください」を明示する

フォントが崩れる

スライドのタイトルや見出し

生成後にPowerPointで手動修正

翻訳調になる

英語ソースが多い調査テーマ

プロンプトに「自然な日本語で」を追加する

ポッドキャストが英語

Podcast Agent 使用時

現状は英語生成が基本。日本語化は手動対応が必要

 

生成物は必ず一度確認する習慣をつけましょう。特にスライドとポッドキャストは日本語環境での品質が他のエージェントより安定していないことがあります。

 

第6章 4記事で見えてきた「AIツール使い分け」の答え

Gemini・ChatGPT・Claude・Skywork の4回にわたってプロンプトガイドと使い方を見てきました。最後に「どれをどう使うか」をシンプルにまとめます。

 

やりたいこと

おすすめツール

理由

アイデア出し・汎用的な質問

ChatGPT

最も汎用性が高く、何でも対応

Googleサービスと連動した作業

Gemini

GmailやドライブなどGoogle連携が強み

長文の分析・高精度な記事執筆

Claude

長文コンテキストとXMLタグ構造が強み

調査レポート・スライド・複数形式の資料作成

Skywork

ワンプロンプトで調査から完成品まで一気通貫

NotebookLMとの連携・知識管理

Gemini + NotebookLM

同一エコシステムでシームレスに連動

ブログ記事の執筆(H’SAI lab)

Claude + Skywork併用

Skyworkでリサーチ→Claudeで記事化が効率的

 

💡 H’SAI lab での実際のワークフロー

① Skywork:テーマのリサーチ・競合調査(ナレッジベース活用)

② Claude:記事本文の執筆(XMLテンプレート活用)

③ ChatGPT:タイトル案・X投稿文の複数パターン生成

④ Gemini:NotebookLMと連携したソース管理・要約

全部を1つのAIでやろうとせず、得意なことを使い分けるのが今の私のスタイルです。

 

まとめ

今日学んだことをまとめます。

 

✅ SkyworkはチャットAIではなく「完成品を作るエージェント」——設計思想が根本的に違う

✅ DeepResearchはリアルタイム検索+引用自動埋め込みが強み

✅ デフォルトは「要約モード」——「詳しく」「詳細に」を加えるだけで深さが変わる

✅ ナレッジベース(Knowledge Base)に先に資料を入れると品質と信頼性が上がる

✅ 2026年2月から無制限サブスク型に移行——最新料金は公式サイトで確認

✅ 日本語表示は生成後に必ず確認——特にスライドとポッドキャストは要注意

 

Skyworkは「調査が苦手」「スライドを素早く作りたい」「複数フォーマットの資料を一度に作りたい」という人に特に向いているツールです。ただし「プロンプトの書き方を少し覚えておく必要がある」という点は正直に伝えておきたいです。

 

次回予告:Mega-Prompt(CARE/PTCFフレームワーク)解説

 

次回(4/19)は今日のSkyworkも含めて、ChatGPT・Gemini・Claude・Skywork すべてで使える

「Mega-Prompt(メガプロンプト)」というプロンプト設計フレームワークを紹介します。

Role・Task・Context・Formatを組み合わせるCAREフレームワークを中心に、

コピペで使えるテンプレートを8種類公開予定です。

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ABOUT ME
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45歳からAI副業に挑戦中!派遣社員として働きながら、AIを武器に新しい人生を切り開くヒロロです。失敗も学びに変えて、リアルな挑戦を毎日発信中!
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