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Googleの公式プロンプトガイドを読んで、なるほどと思ったこと

AIが便利になるほど、なぜか「指示が雑になる」という逆説に気づいていますか。私はまさに今、その状態です。

 

「これじゃない感」が強い回答が返ってきたとき、プロンプトを見直すと決まって「あ、そうか、全然説明していなかった」となります。AIそのものの記憶力や文脈理解が上がってきたことで、少ない指示でもなんとなく動いてくれるようになった。その結果、こちらの指示が甘くなっていたんだと思います。

 

そんなタイミングで前回の記事(Googleの公式プロンプトガイド101)を振り返っていたら、「あ、そうだよな」と思うことがいくつか出てきました。今回はその気づきをまとめながら、今後Geminiをより上手く使うためのキモについて書いていきます。

 

💜 Hiroroのひとこと

この記事、書いていてちょっと恥ずかしくなりました。「AIを活用しよう」と言っておきながら、自分の指示が一番雑だったかもしれない、と。でもそれを正直に書くのがHiroroスタイルということで。

 

AIが便利になるほど、指示が雑になっていく逆説

少し前まで、プロンプトには必ず「あなたは〇〇の専門家です」という役割(Persona)を入れていました。それが最近は、いきなり「〇〇を教えて」だけになっていたりします。

 

なぜかというと、Geminiに限らず主要なAIが賢くなってきて、短い指示でもある程度「それっぽい」回答を出してくれるようになったから。でも「それっぽい」と「使える」は別物で、雑な指示から出てくる回答は結局また指示し直す羽目になる。

 

この繰り返しは実は非効率で、最初から丁寧に伝えた方が圧倒的に早い。分かっていても、ついやってしまう。それが今の正直なところです。

 

💡 ポイント

  • AIが賢くなる → 指示が短くても動く → 指示が雑になる → 回答が惜しい → 言い直す、のループに注意
  • 「それっぽい回答」と「そのまま使える回答」は別物
  • 最初の指示に1分かけると、言い直しの5分が省ける

 

Googleが言う「良いプロンプト」4つの要素——改めて整理する

Googleの公式ガイドでは、良いプロンプトを構成する要素として4つが挙げられています。「知ってるよ」という方も多いと思いますが、改めてまとめてみます。

 

要素

英語

一言説明

よくある「雑な例」

役割

Persona

AIに「誰として答えるか」を与える

(省略)→ なんとなく答えてくる

タスク

Task

「何をしてほしいか」を明確に伝える

「教えて」だけ→ 的外れな回答に

文脈

Context

背景・状況・目的を添える

(省略)→ 汎用的すぎる回答に

形式

Format

出力の形(箇条書き・表・文章)を指定する

(省略)→ 毎回フォーマットがバラバラに

 

この4つ、全部毎回入れるのが理想ですが、現実的には難しい。私が「最低これだけは」と意識するようになったのは Context(文脈)です。「誰が、何のために、どんな状況で使うか」を一言添えるだけで、回答の使えるレベルが明らかに変わります。

 

💜 Hiroroのひとこと

「役割を入れないと」と思いながら省いてしまうことが多いのが正直なところ。でもContextだけは入れるようにしたら、体感でだいぶ変わりました。まずここから試してみてください。

 

Googleが教える6つのコツ——全部やらなくていい

ガイドには6つの実践的なコツも書かれています。「また読んだことあるやつだ」と思うかもしれませんが、雑になっている今の自分には刺さりました。

 

コツ

具体的な使い方(初心者向け)

① 具体的に書く

「副業のアイデアを教えて」→「週末2時間・スマホだけで始められる副業を5つ」

② 例を添える(Few-shot)

「こんな感じで→ 例文」を見せると精度が格段に上がる

③ 短くシンプルにする

1回の指示で詰め込みすぎない。伝えたいことを1つに絞る

④ 動詞から始める

「〇〇して」「〇〇を書いて」と行動を最初に置く

⑤ 制約を入れる

「200字以内で」「初心者向けに」「箇条書き3点で」など枠を決める

⑥ 繰り返し改善する

1回で完璧を求めない。「もっと〇〇に変えて」と対話しながら磨く

 

全部を毎回やろうとすると続かないので、まずは「① 具体的に書く」と「⑤ 制約を入れる」の2つだけ意識してみてください。この2つだけで、回答のクオリティは目に見えて変わります。

 

特に⑤の制約は、AIに任せきりにしないための「型」でもあります。「何字以内で」「誰向けに」「どんな形式で」を先に決めておくと、出てきた回答を評価しやすくなる。これが地味に大事です。

 

💡 ポイント

  • まず意識したい2つ:① 具体的に書く + ⑤ 制約を入れる
  • 制約は「AIへの縛り」ではなく「自分の基準」を決める作業
  • ⑥ 繰り返し改善 → 1回で完璧を求めない。対話で磨く

 

基本を見直した上で——今後のキモと感じること

プロンプトの基本を改めて整理したところで、「じゃあこれを踏まえてどう使っていくか」という話です。最近のGeminiに追加された機能や連携を見ていて、プロンプトの土台がしっかりしていると、これらがより活きると感じています。

 

機能名

概要

プロンプト基礎との関係

パーソナルインテリジェンス

Googleアカウントの個人情報をGeminiが記憶・活用する機能

プロンプトのContext(文脈)を自動で補完してくれる可能性がある

GemとNotebookLMの連携

Gem(カスタムGemini)がNotebookLMのソースを参照できる

「型のあるプロンプト」と「正確な情報源」の組み合わせが最強に

NotebookLM単体活用

資料を読み込ませてAIと対話する情報整理ツール

指示の土台が整っていると、NotebookLMの精度も上がる

 

特に「GemとNotebookLMの連携」は、個人的に一番期待しています。Gem(自分専用のカスタムGemini)に「型のあるプロンプト」を設定した上で、NotebookLMでまとめた資料を参照させる。この組み合わせが上手くいけば、調査→執筆→確認のサイクルがグッと短くなりそうです。

 

ただし、どんな便利な機能も「指示の質」がベースになるのは変わりません。パーソナルインテリジェンスが自分の文脈を補ってくれるとしても、何を求めているかが曖昧では意味がない。基本に立ち返るのは、新機能を使いこなすための前提でもあります。

 

⚠️ 制作メモ

パーソナルインテリジェンスとGemとNotebookLMの連携については、それぞれ別途記事にする予定です。今回は「プロンプトの基本と新機能の関係性」を整理することを目的にしています。

 

まとめ——「雑になっていた自分」に気づいたことが財産

今回この記事を書いて一番良かったのは、「自分のプロンプトが雑になっていた」と正直に向き合えたことです。上手くいかない回答が続いていたのは、AIのせいではなく自分の指示のせいだったと気づけた。

 

全部を一度に直そうとしなくていいです。まず明日から試してほしいのは、プロンプトを送る前に「誰が・何のために・どんな形で使うか」を1文添えること。それだけでAIの回答は変わります。

 

Googleの公式ガイドは難しく書かれていますが、言っていることの核心は「丁寧に伝えてください」というシンプルなことです。AIが賢くなっても、それは変わらない。むしろAIが賢くなるほど、きちんと伝えた分だけ応えてくれるようになっています。

 

💡 ポイント

  • 4要素のうちまず「Context(文脈)」だけでも添える習慣をつける
  • 6つのコツのうち「具体的に書く」と「制約を入れる」から始める
  • 新機能(パーソナルインテリジェンス・Gem・NotebookLM連携)の効果は、プロンプトの土台で変わる
  • 「雑になっている自分」に気づいたら、それがもう改善の第一歩

 

💜 Hiroroのひとこと

次回はいよいよGeminiの「パーソナルインテリジェンス」を実際に試してみます。Googleアカウントの情報をAIが活用する機能で、プロンプトのContext部分を自動で補ってくれる可能性があります。これが本当に使えるのか、正直に報告します。

 

🔵 次回予告

次回予告:Geminiの新機能「パーソナルインテリジェンス」を試してみた——自分の情報をAIが覚えてくれる?実際どこまで使えるか検証します。

ABOUT ME
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45歳からAI副業に挑戦中!派遣社員として働きながら、AIを武器に新しい人生を切り開くヒロロです。失敗も学びに変えて、リアルな挑戦を毎日発信中!
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