はじめに——「分けてみます」と言ったのに
前回(第3回)の最後で、私はこう書きました。「1ノートブックで2チャンネル兼用——この感触は、まだわからない。次回は実際に分けてみます」。
というわけで今回、もふもふ睡眠BGM用・YAMATO SOULS用・兼用の3パターンでソースを分類してみました。結果は——3つとも、まったく同じ9ソースになりました。
「分ける」は不発でした。ただ、分類作業の過程で「11ソースあったうち2本を削除して9ソースに整理した」という変化があり、これが思いがけず大きな発見につながりました。今回は「分ける」ではなく「整理する」ことの効果を正直に報告します。
|
📌 この記事でわかること |
|
・チャンネル別に分類してわかったこと(結果:分ける意味はなかった) |
|
・11→9ソースに整理した内容と削除基準 |
|
・同じ質問を再投入した回答比較(スタイルキーワード・収益化・楽器使い分け) |
|
・【最大の発見】AIが「削除判断は正しかった」と裏付けてくれた話 |
|
・今後のソース運用方針 |
第1章:チャンネル別に分けようとしてわかったこと
もふもふ睡眠BGM用・YAMATO SOULS用・兼用の3パターンで、現在のソースを分類してみました。結果は以下の通りです。
|
分類 |
ソース数 |
内容 |
|---|---|---|
|
もふもふ用 |
9本 |
下記リストと同一 |
|
YAMATO(大和魂)用 |
9本 |
下記リストと同一 |
|
兼用 |
9本 |
下記リストと同一 |
現在の9ソース一覧
- 2026年SUNO完全ガイド(公式情報)
- 2026年SUNO楽曲作成プロンプトガイド(公式情報)
- 2026年SUNOボーカル生成完全ガイド(公式情報)
- 2026年SUNO公式情報
- SUNOで毎回似た曲になる問題を解決!BGMのマンネリを脱出する5つの方法(5/20)
- ゲーム音楽の「あの感じ」をSuno AIで再現してみた(5/3)
- Suno AIで思い通りのBGMを作るコツ——プロンプトの書き方・Extend(5/2)
- Suno AI v5.5のビデオソングアートを睡眠BGMで試してみた(4/14)
- v5.5で何が変わった?Suno AIの進化まとめ+もふもふ活用アイデア(3/30)
3パターンすべてが同一リストになった理由はシンプルです。今のソース構成は「Sunoの仕様・プロンプト全般」を扱う公式系4本と、「実践レポート」系5本で構成されており、もふもふ向け・YAMATO向けで切り分けられるような“ジャンル特化型”のソースがまだ存在しないのです。
削除した2ソースと理由
|
削除したソース |
公開日 |
削除理由 |
|---|---|---|
|
【初心者向け完全ガイド】Suno Studio 1.1「Cover機能」の使い方 |
1/18 |
バージョン情報が古い可能性 |
|
【完全版】Suno AIの使い方まとめ2026|機能・権利・料金 |
1/19 |
機能・料金情報が古い可能性 |
|
🟠 削除の判断基準 |
|
今回はシンプルに「公開日が古い記事から優先的に見直す」という基準で2本を選びました。 |
|
Sunoはアップデートが頻繁なツールのため、「バージョン番号」や「料金・権利」に関する記事は |
|
情報が陳腐化しやすいと判断し、この2本を削除対象にしました。 |
|
この判断が正しかったかどうかは、第3章で検証します。 |
第2章:9ソースで同じ質問を再投入——回答比較
第3回で投げた質問のうち、もふもふ用キーワード・YAMATO用キーワード・収益化条件・楽器使い分けの4問を、9ソース体制のノートブックに再投入しました。
① もふもふ睡眠BGM用キーワード10個
|
変化 |
内容 |
|---|---|
|
新規追加 |
ethereal(幻想的)/ sparse(余白)/ slow tempo・Adagio(66〜76 BPM) |
|
消えた |
serene / atmospheric / minimalist / ambient piano(→ambientに変化) |
|
共通して残った |
cozy / warm / gentle / floating / peaceful / calm |
|
追加されたアドバイス |
no vocals・instrumental指定+BPMを数値(60BPM等)で指定 |
「ambient piano」のような楽器を含む具体的な表現から、「ambient」という抽象度の高い表現に変わったのは少し意外でした。一方で、BPMを数値で指定するという、より実践的なアドバイスが新たに付け加わっています。
② 和風・侍・瞑想系BGM用キーワード10個
|
変化 |
内容 |
|---|---|
|
新規追加 |
biwa(琵琶)/ temple bells(寺の鐘)/ deep drone(低い持続音)/ silence dominant・empty space |
|
消えた(統合) |
healing instrumental(個別キーワードとしては消滅)/ koto(rhythm)・taiko drums(distant)は楽器リストに統合 |
|
共通して残った |
Japanese meditation / ancient samurai ambience / 432Hz tuning / warrior spirit / powerful yet serene / the stillness before a duel |
|
追加されたアドバイス |
no modern instruments・no western harmonyのネガティブプロンプト+BPM55〜70指定 |
「biwa(琵琶)」と「temple bells(寺の鐘)」が新たに加わったのは、YAMATO SOULSの世界観を広げる上で嬉しい発見でした。また、ネガティブプロンプト(no modern instruments等)が明示されたことで、プロンプト設計の精度が一段上がった印象です。
③ SunoでBGMをYouTube収益化できる条件
結論自体は11ソース時と同じです。「楽曲を生成した時点で有料プラン(Pro/Premier)に加入していることが必須」という内容は変わりません。
9ソース時には、料金の具体的な情報(Proプラン:月額10ドル・年払い月額8ドル/Premierプラン:月額30ドル・年払い月額24ドル)が新たに追加されました。
⑤ 尺八・琴・太鼓の使い分けタグ
基本構造(「足す→広げる→引く」の原則、各楽器のExtend段階別の使い分け)は11ソース時と同じです。9ソース時には、以下のNG指定が新たに明記されました。
|
楽器 |
NG指定 |
理由 |
|---|---|---|
|
琴(Koto) |
rhythm, beat |
静寂が消えてしまう |
|
太鼓(Taiko) |
dramatic, powerful, intense, richer, stronger |
太鼓が暴れ出してしまう |
さらに、長時間ループBGMの最終Extendで使える統合タグも新たに提示されました。
|
🔤 最終Extend統合タグ |
|
remove taiko gradually, reduce koto, return to deep drone and sparse shakuhachi, fade into stillness |
|
(太鼓を徐々に消し、琴を減らし、低い持続音と息レベルの尺八に戻し、静寂へフェードする) |
第3章:【最大の発見】AIが「削除判断は正しかった」と裏付けてくれた
今回、最も印象的だったのが「Suno Studio 1.1のCover機能の使い方を教えて」という質問への回答です。
|
🤖 NotebookLMの回答(要約) |
|
「ご提供いただいた資料には、Suno Studio 1.1という記載や、Cover機能の具体的な操作手順は含まれていません」 |
|
「Cover機能の概要:既存の楽曲のメロディや歌詞を維持しながら、異なるスタイル・ジャンルで作り直す機能です」 |
|
「なお、資料内では2026年2月にSuno Studio 1.2へアップデートされたことが言及されています」 |
これを読んだ瞬間、「あ、削除して正解だった」と思いました。
私が削除した「Suno Studio 1.1のCover機能ガイド(1/18公開)」は、まさにバージョン1.1時代の情報でした。そして今回残した別のソースには、「2026年2月にStudio 1.2へアップデートされた」という情報が含まれていたのです。
つまり、削除した記事の情報は2026年2月時点でもう古くなっていた——ということが、AI自身の回答から逆算的に証明されました。
|
🟢 この発見の意味 |
|
「公開日が古い記事を削除する」という単純な基準でも、 |
|
実際にバージョンアップなどで陳腐化した情報を正しく取り除けていた、ということが確認できました。 |
|
また、NotebookLMは「資料にない情報については答えない」という誠実さを今回も維持しており、 |
|
削除した情報について憶測で答えることはありませんでした。 |
|
辞書のメンテナンスにおいて「古い記事を削除する」という行為そのものが、 |
|
回答の正確性を保つ上で意味のある作業だったと言えます。 |
第4章:結論——「分ける」より「整理する」、そして今後の方針
チャンネル分割について
現状9ソースという規模では、チャンネル別に分けても結局同じリストになってしまい、分割する意味はありませんでした。これは「失敗」ではなく「今のソース規模では時期尚早だった」という発見です。
ソース整理について
一方、11→9への整理(古い記事2本の削除)には明確な効果がありました。
- スタイルキーワードがより具体的に(BPM数値指定、ネガティブプロンプトの明記)
- 和風BGM用に新しい楽器(琵琶・寺の鐘)が追加提案された
- 削除判断の正しさを、AIの回答から逆算的に確認できた
|
項目 |
結果 |
|---|---|
|
チャンネル別分割 |
現時点では不要(ソース規模が小さく差が出ない) |
|
ソース整理(11→9) |
効果あり(回答の具体性・実践性が向上) |
|
削除判断の妥当性 |
AIの回答から裏付けあり(Studio 1.1→1.2) |
|
💜 Hiroroのひとこと |
|
正直まだまだソースが少ないので、分けても意味ないような気もしますが、 |
|
40、50ぐらいまで増えたら結構違いが出るような気がします。 |
|
その際は古い情報・新しい情報と整理しないと意味がないと思うので、 |
|
徐々にソースを増やして段階的に検証していきたいですね。 |
まとめ
|
✅ この記事のまとめ |
|
・もふもふ用・YAMATO用・兼用で分類した結果、3つとも同じ9ソースに → チャンネル分割は時期尚早 |
|
・11→9へのソース整理(古い記事2本削除)には明確な効果があった |
|
・スタイルキーワードがより具体的に(BPM数値・ネガティブプロンプト明記) |
|
・YAMATO用に新キーワード追加(biwa・temple bells・deep drone) |
|
・最大の発見:AIの回答から「削除判断は正しかった」と裏付けられた(Studio 1.1→1.2) |
|
・今後はソースを段階的に増やし(40〜50本想定)、新旧整理を継続しながら分割を再検証していく |
|
🔵 次回(第5回)予告 / 6月24日(水)公開予定 |
|
生成結果をNotebookLMで振り返る |
|
——生成メモ・Analytics抜粋・PDCAを回す実録 |
|
今回はプロンプト設計の「入力側」を整理しましたが、 |
|
次回は実際に生成したBGMの結果やチャンネルのAnalyticsデータをNotebookLMに読み込ませ、 |
|
「振り返り」のためにAIをどう使えるかを試します。 |

